正答3
解説
正解は3です。
ボツリヌス毒素が痙縮を和らげる仕組みを問う問題です。
筋を収縮させる信号が、どこで遮断されるかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× ボツリヌス毒素は軸索の伝導を止めるのではありません。
神経の興奮は軸索を伝わっても、終末で伝達が遮断されます。
2:× 脊髄神経節は感覚神経の細胞体が集まる場所です。
ボツリヌス毒素の主な作用部位ではありません。
3:○ ボツリヌス毒素は神経筋接合部に作用します。
運動神経終末からのアセチルコリン放出を抑えて、筋の収縮を弱めます。
4:× 脊髄前角細胞体は運動ニューロンの細胞体です。
ボツリヌス毒素は細胞体ではなく、末端の神経終末に作用します。
【ポイント】
ボツリヌス毒素は痙縮のある筋に直接注射し、効果は数か月続きます。
同じ神経筋接合部の病気として、アセチルコリン受容体に対する自己抗体で起こる重症筋無力症も押さえておきます。