30歳の女性。
10年ぶりにテニスを再開している。
休暇を取り1週間連続でプレーしたところ、右肘関節外側が痛み始めた。
2週間ほどテニスを控えていたが、仕事でパソコン入力作業にも支障をきたすようになった。
陽性となる徒手検査はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
テニスの再開と使いすぎをきっかけに肘関節外側が痛み、パソコン入力にも支障が出ています。
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)が考えられます。
手関節伸筋群、特に短橈側手根伸筋の起始部の障害です。
【選択肢別解説】
1:× スピードテストは上腕二頭筋長頭腱炎の検査です。
肘伸展・前腕回外位で肩を屈曲させ、抵抗を加えて結節間溝部に痛みが出るかをみます。
2:○ トムゼンテストは、肘伸展位で手関節を背屈させ、検者が掌屈方向へ抵抗を加える検査です。
外側上顆に痛みが誘発されれば陽性で、上腕骨外側上顆炎で陽性となります。
3:× リフトオフテストは肩甲下筋の検査です。
手背を腰に当てた位置から、手を背中から離せなければ陽性となります。
4:× フィンケルスタインテストは、ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)の検査です。
母指を握り込んで手関節を尺屈させ、橈骨茎状突起部に痛みが出れば陽性です。
【ポイント】
外側上顆炎の検査には、トムゼンテストのほかに中指伸展テストやチェアテストがあります。
テニスだけでなく、家事や仕事での手の使いすぎでも多く発生します。