正答2
解説
正解は2です。
尻上がり現象は、腹臥位で膝関節を他動的に屈曲したときに、同側の殿部が持ち上がる現象です。
股関節と膝関節の両方をまたぐ二関節筋の短縮や損傷でみられます。
【選択肢別解説】
1:× 中間広筋は大腿骨から起こる単関節筋で、股関節をまたぎません。
そのため膝を曲げても骨盤を引っぱらず、尻上がり現象は起こりません。
2:○ 大腿直筋は下前腸骨棘から起こる二関節筋です。
損傷して伸びにくくなると、膝の屈曲で骨盤が前方へ引かれ、股関節が屈曲して殿部が持ち上がります。
3:× 半腱様筋は膝関節を屈曲させる筋で、膝を曲げると逆にゆるみます。
そのため膝屈曲で尻上がり現象は起こりません。
4:× 大腿二頭筋も膝関節の屈筋なので、膝を曲げると弛緩します。
尻上がり現象の原因にはなりません。
【ポイント】
尻上がり現象は大腿直筋の短縮・損傷の所見で、HBD(踵殿間距離)の延長と一緒に評価します。
二関節筋か単関節筋かを意識して考えると理解しやすくなります。