正答3
解説
正解は3です。
生検とは、生体から病変組織の一部または全部を採取し、顕微鏡で調べて診断することです。
これに対して、はがれ落ちた細胞や体液中の細胞を調べる検査は細胞診といいます。
【選択肢別解説】
1:× 気道吸引で得た喀痰は生検ではなく細胞診の試料です。
痰に含まれる剥離細胞を調べ、肺癌の検出などに用います。
2:× 腹腔穿刺で得た腹水は生検ではなく細胞診の試料です。
腹水中の細胞を調べ、癌性腹膜炎の診断などに用います。
3:○ 病巣の試験切除で得た検体は生検の試料です。
組織の構造を保ったまま観察できるため、病理組織診断の確定に用いられます。
4:× 子宮頸部の擦過で得た検体は生検ではなく細胞診の試料です。
子宮頸癌検診で行われる擦過細胞診がこれにあたります。
【ポイント】
組織診(生検)は組織構造まで評価できるため確定診断に、細胞診は負担が少ないためスクリーニングに使われます。
手術中に行う迅速組織診断も生検の一種です。