正答4
解説
正解は4です。
この問題は良性腫瘍でみられないものを選ぶので、○ が答え(良性腫瘍でみられないもの)です。
良性腫瘍は膨張性に発育し、被膜をもって周囲との境界がはっきりしていることが多く、転移もしません。
ただし、発生部位や大きさによっては周囲の臓器を圧迫するなど、生体に影響を及ぼします。
【選択肢別解説】
1:× 内分泌の異常は良性腫瘍でもみられます。
下垂体腺腫や副甲状腺腺腫などはホルモンを過剰に分泌し、全身症状を起こします。
2:× 巨大腫瘤の形成は良性腫瘍でもみられます。
卵巣嚢腫や子宮筋腫のように、発育が遅くても長期間で非常に大きくなるものがあります。
3:× 周囲組織の圧迫は良性腫瘍でもみられます。
髄膜腫が脳を圧迫して神経症状を起こすように、膨張性の発育により周囲を押しのけます。
4:○ 浸潤性の増殖は良性腫瘍ではみられません。
周囲の組織に入り込みながら広がる浸潤性増殖は、悪性腫瘍の特徴です。
【ポイント】
良性腫瘍は膨張性発育・被膜あり・転移なし、悪性腫瘍は浸潤性発育・被膜なし・転移ありと対比して覚えましょう。
良性でも頭蓋内など発生部位によっては生命に関わります。