正答3
解説
正解は3です。
この問題は神経麻痺と症状の組合せで誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
末梢神経が麻痺すると、その神経が支配する筋が働かなくなり、特徴的な変形や肢位が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 総腓骨神経麻痺と下垂足の組合せは正しいです。
前脛骨筋などの足関節背屈筋が麻痺し、足先が垂れ下がります。
2:× 長胸神経麻痺と翼状肩甲の組合せは正しいです。
前鋸筋が麻痺して肩甲骨を胸郭に引きつけられず、肩甲骨の内側縁が浮き上がります。
3:○ 閉鎖神経麻痺とハサミ足の組合せは誤りです。
閉鎖神経麻痺では股関節の内転筋が麻痺して内転力が低下し、ハサミ足は逆に内転筋の痙縮で起こります。
4:× 後骨間神経麻痺と下垂指の組合せは正しいです。
手指の伸筋が麻痺して指の付け根の関節を伸ばせなくなりますが、手関節の背屈は保たれます。
【ポイント】
ハサミ足(はさみ脚歩行)は脳性麻痺などの痙性麻痺で、両下肢が交差するように歩く状態です。
橈骨神経の高位麻痺では下垂手、後骨間神経麻痺では下垂指となる違いも頻出です。