正答2
解説
正解は2です。
中足趾節関節(MTP関節)の脱臼の好発部位、脱臼方向、変形の特徴を問う問題です。
足趾の過伸展強制で起こる背側脱臼が大部分を占めます。
【選択肢別解説】
1:× 中足趾節関節の脱臼は、第5趾ではなく第1趾(母趾)に好発します。
母趾は前方へ突き出しているため、つま先をぶつけたときに過伸展を強制されやすいからです。
2:○ 背側脱臼では、基節骨が中足骨頭の背側へ乗り上げてMTP関節が過伸展し、趾節間関節は屈曲します。
その結果、趾がZ字型に折れ曲がった変形を呈します。
3:× 過伸展強制で起こるため、脱臼方向は底側ではなく背側が多いです。
4:× 背側脱臼では中足骨頭が足底側へ押し出されます。
開放創を生じる場合は、関節の背側ではなく底側にできやすいです。
【ポイント】
MTP関節脱臼は「母趾・背側脱臼・Z字型変形」が典型です。
手の母指MP関節背側脱臼と同じ考え方で、掌側板(足底板)の嵌入による整復困難にも注意します。