正答1
解説
正解は1です。
伸長性収縮(遠心性収縮)とは、筋が力を発揮しながら引き伸ばされる収縮様式です。
検査中に検者の抵抗に負けて筋が伸ばされる操作を含む検査が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ スピードテストでは、肘伸展・前腕回外位で肩関節を前方挙上させ、検者が前腕を押し下げます。
患者が抵抗しながら上肢が押し下げられるため、上腕二頭筋は伸長性収縮となり、長頭腱炎があれば結節間溝に疼痛が出ます。
2:× ホーキンスサインは、肩関節90度屈曲位で検者が他動的に内旋させる検査です。
筋収縮ではなく、大結節を烏口肩峰アーチに衝突させてインピンジメントを評価します。
3:× ヤーガソンテストは、肘90度屈曲位で前腕の回外に抵抗を加える検査です。
関節が動かない等尺性収縮で上腕二頭筋長頭腱の疼痛を評価します。
4:× ドロップアームサインは、他動的に外転させた上肢を保持できるかで腱板断裂を評価する検査です。
保持できずに上肢が落下すると陽性で、伸長性収縮の評価を目的とした検査ではありません。
【ポイント】
スピードテストとヤーガソンテストは、どちらも上腕二頭筋長頭腱の検査です。
前者は伸長性収縮、後者は等尺性収縮と、収縮様式で区別しましょう。