正答2
解説
正解は2です。
膝関節側副靱帯損傷は、損傷の程度により第Ⅰ度から第Ⅲ度に分類されます。
第Ⅰ度は微小損傷、第Ⅱ度は部分断裂、第Ⅲ度は完全断裂です。
【選択肢別解説】
1:× 機能障害は生じないのではなく、軽度ながら生じます。
第Ⅰ度でも靱帯部の疼痛や圧痛があり、運動時に支障を感じます。
2:○ 第Ⅰ度損傷は、靱帯線維の微小損傷です。
靱帯の連続性は保たれ、関節の不安定性はみられません。
3:× 膝関節伸展位で側方動揺性がみられるのは、第Ⅲ度(完全断裂)です。
第Ⅰ度では伸展位でも屈曲位でも側方動揺性はみられません。
4:× 第Ⅰ度損傷では、屈曲位でも側方動揺性はみられません。
軽度屈曲位で動揺性がみられ、伸展位ではみられないのは第Ⅱ度の特徴です。
【ポイント】
側副靱帯損傷の重症度は、伸展位と軽度屈曲位(20〜30度)での側方動揺性で判定します。
伸展位で動揺がある場合は、十字靱帯など他の組織の合併損傷も疑います。