正答2
解説
正解は2です。
歩行の異常には疾患ごとに特徴的なパターンがあり、歩き方の観察から原因を推定できます。
閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化によって下肢の動脈が狭窄・閉塞する疾患です。
【選択肢別解説】
1:× アヒル歩行は閉塞性動脈硬化症ではなく、筋ジストロフィーや両側の先天性股関節脱臼などでみられます。
中殿筋の筋力低下で骨盤が左右に揺れる歩き方です。
2:○ 閉塞性動脈硬化症では間欠性跛行がみられます。
歩くと下肢の筋が血流不足となって痛みが生じ、少し休むと血流が回復して再び歩けるようになります。
3:× 失調性歩行は閉塞性動脈硬化症ではなく、小脳障害や脊髄後索の障害でみられます。
足を広げてふらつきながら歩く不安定な歩き方です。
4:× 分回し歩行は閉塞性動脈硬化症ではなく、脳卒中片麻痺でみられます。
麻痺側の下肢を外側に弧を描くように振り出して歩きます。
【ポイント】
間欠性跛行は腰部脊柱管狭窄症でもみられ、前かがみで症状が軽くなる点が血管性との鑑別点です。
閉塞性動脈硬化症の評価には足関節上腕血圧比(ABI)が用いられ、0.9以下で疑います。