正答1
解説
正解は1です。
巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏によってDNA合成が障害され、骨髄に大型の赤芽球が出現する貧血です。
ビタミンB12の吸収には、胃の壁細胞から分泌される内因子が必要です。
【選択肢別解説】
1:○ 胃全摘出術は巨赤芽球性貧血の原因になります。
内因子が分泌されなくなってビタミンB12を吸収できず、体内の貯蔵が尽きる数年後に貧血が現れます。
2:× 胆嚢摘出術は巨赤芽球性貧血の原因になりません。
胆嚢は胆汁を貯蔵する器官で、ビタミンB12の吸収には直接関わりません。
3:× 虫垂切除術は巨赤芽球性貧血の原因になりません。
虫垂はビタミンB12の吸収に関与しないためです。
4:× 結腸切除術は巨赤芽球性貧血の原因になりません。
ビタミンB12は内因子と結合して回腸末端で吸収されるため、結腸の切除は影響しません。
【ポイント】
自己免疫で壁細胞や内因子が障害されて起こる巨赤芽球性貧血を悪性貧血といいます。
ビタミンB12欠乏では貧血に加えて、亜急性連合性脊髄変性症などの神経障害も起こります。