正答4
解説
正解は4です。
頸椎症性神経根症は、加齢による椎間板や椎間関節の変化によって頸椎の神経根が圧迫される疾患です。
片側の上肢の痛みやしびれが主症状で、神経根を圧迫する誘発テストで症状が再現されます。
【選択肢別解説】
1:× 頸椎症性神経根症ではC反応性タンパク(CRP)は陽性になりません。
炎症や感染ではなく加齢による変性疾患だからです。
2:× 下肢の痙性は頸椎症性神経根症ではなく頸椎症性脊髄症でみられます。
脊髄そのものが圧迫されると錐体路が障害され、下肢の痙性が出現します。
3:× cock robin position は頸椎症性神経根症ではなく、小児の環軸椎回旋位固定でみられる肢位です。
頭部が一側に傾き、反対側へ回旋した姿勢をとります。
4:○ 頸椎症性神経根症ではジャクソンテストが陽性となります。
頭部を後屈させて上から押し下げると椎間孔が狭くなり、障害された神経根の支配領域に放散痛が生じます。
【ポイント】
神経根の誘発テストには、ジャクソンテストとスパーリングテストがあります。
上肢の症状のみなら神経根症、手指の巧緻運動障害や歩行障害を伴えば脊髄症を考えます。