正答4
解説
正解は4です。
大腿骨顆部骨壊死(特発性膝骨壊死)は、大腿骨の顆部の軟骨下骨に壊死が起こる疾患です。
中高年の女性に多く、発症の仕方に特徴があります。
【選択肢別解説】
1:× 大腿骨顆部骨壊死は若年男性ではなく、60歳以上の高齢女性に多い疾患です。
骨粗鬆症を背景とした軟骨下骨の微小骨折が関与すると考えられています。
2:× 大腿骨顆部骨壊死は外側ではなく内側に発症することが多いです。
荷重が集中しやすい大腿骨内側顆に好発します。
3:× 関節裂隙の石灰化は大腿骨顆部骨壊死の所見ではありません。
関節裂隙の石灰化は偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶沈着症)でみられます。
4:○ 大腿骨顆部骨壊死は突然の強い痛みで発症することが多いです。
明らかな外傷がなく、歩行中などに急に膝の内側に激痛が起こり、夜間痛も強いのが特徴です。
【ポイント】
発症初期はエックス線で異常が出にくく、MRIが早期診断に有用です。
変形性膝関節症が徐々に進行するのに対し、大腿骨顆部骨壊死は急に発症する点が鑑別のポイントです。