正答4
解説
正解は4です。
図では、患者が診察台の上にうつ伏せ(腹臥位)で寝ています。
負傷した側の上肢を台の縁から真下へ垂らし、手首に重りを吊り下げています。
これは肩関節前方脱臼に対して、重りによる持続的な牽引で筋を弛緩させて整復する方法です。
【選択肢別解説】
1:× ミルヒ法は、患者を背臥位にして患肢をゆっくり外転・挙上し、挙上位で骨頭を押し込んで整復する方法です。
腹臥位で重りを吊るす図の方法とは異なります。
2:× モーテ法は、背臥位で患肢を外転・挙上し、挙上位で牽引して整復する挙上法の一つです。
図のような腹臥位・下垂位の方法ではありません。
3:× クーパー法は、患者を座位にし、術者が自分の膝を患者の腋窩に当てて上腕を牽引し、膝で骨頭を押し上げて整復する方法です。
4:○ スティムソン法です。
腹臥位で患肢を下垂させ、手首に重りをつけて一定時間牽引します。
周囲の筋が徐々に弛緩し、骨頭が自然に関節窩へ戻ります。
【ポイント】
スティムソン法は腹臥位・下垂・重錘牽引、ヒポクラテス法は背臥位で術者の足を腋窩に当てて牽引、コッヘル法は回転法です。
図問題では患者の体位と牽引の方向で見分けましょう。