正答1
解説
正解は1です。
定型的鎖骨骨折の固定と後療法、骨癒合の経過を問う問題です。
成人の定型的鎖骨骨折は、整復後にリング固定や8字帯などで胸を張った肢位を保持します。
【選択肢別解説】
1:○ リング固定の期間は約4週とされます。
肩を後方に引いた胸を張る肢位を保つことで、骨片の短縮転位を防ぎます。
2:× 固定期間中に肩関節の可動域訓練を積極的に行うことはしません。
肩を大きく動かすと骨折部が動いて再転位を招くため、可動域訓練は固定除去後に段階的に行います。
3:× 仮骨形成は約10週ではなく、受傷後数週で始まります。
鎖骨は血行がよく、比較的早期に仮骨がみられる骨です。
4:× 12週まで固定を続けることはありません。
成人でも固定は数週で除去し、長期の固定は肩関節の拘縮を招きます。
【ポイント】
鎖骨骨折の固定は、胸を張って肩を後上方へ引いた肢位を保つことが基本です。
固定中は肩の大きな運動を避け、手指や肘の運動で筋力低下とむくみを防ぎます。