正答2
解説
正解は2です。
肩関節烏口下脱臼に対するスティムソン法の手技を問う問題です。
スティムソン法は、患者を腹臥位にして患肢を台の端から下垂させ、重錘で持続牽引する整復法です。
重錘の牽引で筋の緊張を緩め、骨頭が自然に関節窩へ戻るのを待ちます。
【選択肢別解説】
1:× 約30分ではなく、通常は15〜20分程度の牽引で筋が弛緩し整復されます。
長時間の牽引は患者の負担が大きくなります。
2:○ 重錘は約10kgとされます。
十分な重さで持続的に牽引することで、肩周囲筋の緊張が緩み、整復が得られやすくなります。
3:× 牽引中に肩関節を内・外転させることはしません。
上肢を下垂させたまま安静を保ち、筋が弛緩するのを待つ方法です。
4:× 重錘は把持させず、手関節部に固定して吊るします。
患者が握ると前腕から肩の筋が緊張し、整復を妨げるためです。
【ポイント】
スティムソン法は「腹臥位・患肢下垂・重錘で持続牽引し筋の弛緩を待つ」方法です。
術者の力をあまり使わず、愛護的に整復できる点が特徴です。