正答4
解説
正解は4です。
肩関節烏口下脱臼を整復した後の固定方法と注意点を問う問題です。
整復後は肩関節を軽度屈曲・内旋位とし、上腕を体幹に固定します。
固定中は腋窩神経の障害や循環障害がないかを確認します。
【選択肢別解説】
1:× 固定期間は6週ではなく、約3週とされます。
長期間の固定は肩関節の拘縮を招くため、とくに高齢者では短めにします。
2:× 枕子は肘部ではなく腋窩に当てます。
腋窩の枕子は皮膚どうしの接触による湿潤を防ぎ、上腕を適切な位置に保ちます。
3:× 注意すべきは鎖骨上神経ではなく腋窩神経の感覚障害です。
腋窩神経は脱臼で損傷されやすく、三角筋部の感覚低下として現れます。
4:○ 麦穂帯(スパイカ包帯)で上腕を体幹に固定します。
上腕を体幹に固定することで肩の外転・外旋を防ぎ、再脱臼を予防します。
【ポイント】
前方脱臼の再脱臼肢位は外転・外旋位なので、固定は内旋位で上腕を体幹につけて行います。
固定期間の目安は約3週で、高齢者では拘縮予防を優先して短縮します。