正答1
解説
正解は1です。
鉄欠乏性貧血は、最も頻度の高い貧血です。
貧血一般の症状に加えて、鉄の不足に特有の症状がみられます。
【選択肢別解説】
1:○ 異食症は鉄欠乏性貧血に特徴的です。
氷を無性に食べたくなる氷食症が代表例で、鉄の補充で改善します。
2:× 振動覚異常は鉄欠乏性貧血ではなく、ビタミンB12欠乏でみられます。
脊髄後索が障害される亜急性連合性脊髄変性症によるものです。
3:× 舌乳頭萎縮は、ビタミンB12欠乏による悪性貧血のハンター舌炎として特徴的な所見です。
鉄欠乏性貧血でもみられることはありますが、鉄欠乏に特有とはいえません。
4:× 皮下・粘膜出血は鉄欠乏性貧血ではなく、血小板減少症や凝固異常などの出血性疾患でみられます。
【ポイント】
鉄欠乏性貧血に特徴的な所見は、異食症(氷食症)、さじ状爪(スプーンネイル)、小球性低色素性貧血です。
舌炎や嚥下障害を伴うものはプランマー・ビンソン症候群と呼ばれます。