正答2
解説
正解は2です。
慢性骨髄炎は、骨の細菌感染が長引き、腐骨や瘻孔を形成して治りにくくなった状態です。
急性骨髄炎から移行するものと、はじめから慢性の経過をとるものがあります。
【選択肢別解説】
1:× 骨打ち抜き像は慢性骨髄炎ではなく、多発性骨髄腫でみられます。
慢性骨髄炎のエックス線像では、骨硬化、骨膜反応、腐骨などがみられます。
2:○ MRIで炎症の広がりがみられます。
MRIは骨髄内の浮腫や膿瘍、周囲の軟部組織への炎症の広がりを詳しく評価できます。
3:× 瘻孔がある場合、血液検査の炎症反応は高値を示すとは限りません。
瘻孔から膿が外へ出ていくため、白血球数やC反応性タンパク(CRP)は軽度の上昇か正常にとどまることが多いです。
4:× 慢性骨髄炎は抗菌薬投与で速やかには治癒しません。
腐骨には血流がなく抗菌薬が届きにくいため、腐骨や病巣を取り除く手術が必要になることが多いです。
【ポイント】
慢性骨髄炎は、腐骨、骨柩(腐骨を囲む新生骨)、瘻孔が特徴です。
長期間瘻孔が続くと、まれに瘻孔部から扁平上皮癌が発生することがあります。