正答4
解説
正解は4です。
転移性骨腫瘍は、他の臓器の癌が血行性に骨へ転移したもので、骨の悪性腫瘍の中で最も頻度が高いものです。
乳癌、肺癌、前立腺癌、腎癌、甲状腺癌などが骨に転移しやすい癌です。
【選択肢別解説】
1:× 原発巣の症状が先行するとは限りません。
骨転移による痛みや病的骨折で受診し、その後に原発巣が見つかることも少なくありません。
2:× 疼痛の寛解と増悪を繰り返すのではなく、持続的で徐々に強くなる痛みが特徴です。
安静時や夜間にも痛みが続きます。
3:× 長管骨の骨幹端部に好発するのではなく、脊椎・骨盤・大腿骨近位部など体幹に近い骨に好発します。
長管骨の骨幹端部は骨肉腫などの原発性骨腫瘍の好発部位です。
4:○ 溶骨性病変が多いです。
腫瘍が破骨細胞を活性化して骨を溶かすため、エックス線で骨が抜けたように写り、病的骨折や高カルシウム血症の原因になります。
【ポイント】
前立腺癌の骨転移は造骨性が多いのが例外として重要です。
乳癌は溶骨性と造骨性が混在する混合型をとることがあります。