正答1
解説
正解は1です。
図では、仰臥位で両膝を立てた利用者に、A(肩)、B(腰部)、C(立てた膝の頂点)、D(下腿)、E(足部)の5か所が示されています。
仰臥位から側臥位への体位変換では、てこの原理を利用して、少ない力で体を回転させます。
両膝を高く立てて膝を倒し、肩を手前に引くことで、体を一体として回すことができます。
【選択肢別解説】
1:○ Aの肩とCの膝に手を当てるのが基本です。
膝を倒すと腰が回り、続いて肩を引くと上半身が回るため、少ない力で側臥位にできます。
支点から遠い位置に力をかけるほど、小さい力で体を回せます。
2:× Aの肩は正しい力点ですが、Dの下腿は膝に比べて回転の支点に近く、力が伝わりにくい位置です。
膝を倒すにはCの膝の頂点に手を当てます。
3:× Cの膝は正しい力点ですが、Bの腰部は体の中心に近く、てこの効果が得にくい位置です。
上半身を回すにはAの肩に手を当てます。
4:× Bの腰部とDの下腿は、いずれも力点として効率のよい位置ではありません。
肩と膝の2点を使います。
5:× Bの腰部とEの足部では、体を回転させる力が十分に伝わりません。
足部を押しても膝は倒れにくくなります。
【ポイント】
体位変換では、利用者の体を小さくまとめ(腕を組む・膝を立てる)、肩と膝を力点にして、てこの原理で回します。
ボディメカニクスの基本として押さえましょう。