Lさん(78歳、男性)は、脳梗塞後遺症による右片麻痺がある。
妻の介護疲れで、3日前から介護老人保健施設の短期入所療養介護(ショートステイ)を利用している。
入所以降、Lさんは日中もベッドで横になっていることが多かったため、介護福祉職がLさんに話を聞くと、「夜、眠れなくて困っている」と訴えた。
介護福祉職のLさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答3
解説
正解は3です。
Lさんは3日前に短期入所を始めたばかりで、「夜、眠れなくて困っている」と訴えています。
不眠の原因を探るには、まず自宅でどのように眠っていたかを知り、今の環境との違いを把握することが必要です。
【選択肢別解説】
1:× 施設の起床時間や消灯時間を伝えても、眠れない原因はわかりません。
施設のルールにLさんを合わせる対応になります。
2:× 眠ろうと意識するほど、かえって眠れなくなることがあります。
精神論で説明しても不眠の解決にはつながりません。
3:○ 自宅での就寝時刻、寝具、明かり、寝る前の習慣などを尋ねると、施設の環境との違いが見えてきます。
それをもとに、自宅に近い睡眠環境を整えることができます。
4:× Lさんはすでに日中もベッドで横になっていることが多い状態です。
日中に眠ると夜の不眠が悪化するため、日中の活動を促すことが大切です。
5:× 睡眠薬の服用は医師が判断することです。
介護福祉職が原因を確かめないまま提案するのは適切ではありません。
【ポイント】
不眠の訴えには、まず原因を探ることが基本です。
短期入所では、環境の変化が不眠の原因になりやすいため、自宅での生活習慣をできるだけ継続できるよう工夫します。