〔事例〕
Aさん(80歳、女性、要介護3)は、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断されている。
診断後も家業を手伝いながら、地域の活動に参加していた。
半年前からパーキンソン病(Parkinson disease)が悪化し、動作は不安定となったが、「家族に迷惑をかけたくない」と、できることは自分で取り組んでいた。
また、主となる介護者である娘に服薬を管理してもらいながら、通所介護(デイサービス)を週3回利用し、なじみの友人と話すことを楽しみにしていた。
最近、通所介護(デイサービス)の職員から娘に、昼食時にむせることが多く食事を残していること、午後になると、「レクリエーションには参加したくない」と落ち着かない様子になることが報告された。
介護福祉職がAさんについて、主観的に記録したものを1つ選びなさい。
正答2
解説
正解は2です。
介護記録では、客観的な事実と、記録者の解釈や判断(主観)を区別して書きます。
事実をそのまま書いたものが客観的な記録、記録者の推測や判断が入ったものが主観的な記録です。
【選択肢別解説】
1:× パーキンソン病と診断されていることは、医師の診断という事実です。
客観的な記録にあたります。
2:○ 事例でAさんが話したのは「レクリエーションには参加したくない」という言葉です。
それを「帰宅願望から」と理由づけたのは記録者の解釈であり、主観的な記録にあたります。
3:× 本人の言葉をそのまま引用し、実際の行動を書いているので、客観的な記録です。
4:× 週3回通所介護を利用していることは、確認できる事実です。
客観的な記録にあたります。
5:× 昼食時のむせや食べ残しを娘に報告したことは、観察した事実と行った行動です。
客観的な記録にあたります。
【ポイント】
「〜だから」「〜と思われる」のように理由や推測が入ると主観的な記録になります。
主観を書く場合は、根拠となる事実と区別して書くことが大切です。