「高齢者虐待防止法」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
(注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
正答4
解説
正解は4です。
高齢者虐待防止法は、65歳以上の高齢者を対象に、養護者による虐待と、養介護施設従事者等による虐待の2つを定めています。
虐待の種類は、身体的虐待、介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)、心理的虐待、性的虐待、経済的虐待の5つです。
【選択肢別解説】
1:× 法律が定めるのは、養護者(家族など)による虐待と、養介護施設従事者等による虐待の2類型です。
病院は対象として規定されていません。
2:× 対象は65歳以上の高齢者です。
介護保険の施設サービスの利用者に限られるわけではありません。
3:× 徘徊しないように車いすに体を固定することは、身体の動きを制限する行為です。
身体拘束に当たり、緊急やむを得ない場合を除いて禁止されています。
4:○ 養介護施設従事者等は、自分が働く施設などで虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合、速やかに市町村に通報しなければなりません。
通報は義務です。
5:× 通報を受けて事実確認を行い、虐待かどうかを判断するのは市町村です。
警察署長ではありません。
【ポイント】
施設従事者は「自施設での虐待を発見したら市町村へ通報する義務」があります。
通報したことを理由に解雇などの不利益な扱いを受けないことも定められています。