発達障害のGさん(38歳、男性)は、高校生の頃に不登校になり、ずっとアルバイトをしながら、統合失調症(schizophrenia)の母親(65歳、精神保健福祉手帳2級)を介護してきた。
母親に認知症(dementia)が疑われるようになったが、これからも二人で暮らし続けたいと考えたGさんは、相談支援事業所の介護福祉職に相談した。
Gさんに対する介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答1
解説
正解は1です。
Gさんは「これからも二人で暮らし続けたい」と考えています。
母親は65歳で、認知症が疑われる状態になりました。
65歳以上なので介護保険の第1号被保険者に当たり、介護保険サービスを使って在宅生活を支えることを検討できます。
【選択肢別解説】
1:○ 地域包括支援センターは、高齢者の総合相談や介護保険サービスの情報提供を行う機関です。
母親が介護保険サービスを利用できれば、二人で暮らし続けたいというGさんの希望を支えられます。
2:× Gさんの就労は大切な課題ですが、相談の内容は母親の認知症への対応と二人での生活の継続です。
相談の焦点からずれています。
3:× Gさんは自分の発達障害の治療について相談しているわけではありません。
本人が求めていない治療を勧めるのは、相談内容に沿った助言ではありません。
4:× 介護老人福祉施設への入所は、二人で暮らし続けたいというGさんの希望に反します。
5:× 精神科病院への入院も、在宅生活を続けたいという希望に反します。
入院が必要な状態であるという情報も事例にはありません。
【ポイント】
事例問題では、本人の希望(ここでは「二人で暮らし続けたい」)を最優先に考えます。
65歳以上の高齢者の介護の相談窓口は、地域包括支援センターです。