Cさん(85歳、女性、要介護3)は、介護老人保健施設に入所しており、軽度の難聴がある。
数日前から、職員は感染症対策として日常的にマスクを着用して勤務することになった。
ある日、D介護福祉職がCさんの居室を訪問すると、「孫が絵を描いて送ってくれたの」と笑いながら絵を見せてくれた。
D介護福祉職はCさんの言動に共感的理解を示すために、意図的に非言語コミュニケーションを用いて対応した。
このときのD介護福祉職のCさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答2
解説
正解は2です。
マスクを着けたまま、非言語コミュニケーションで共感を伝える方法を問う事例問題です。
Cさんには軽度の難聴があり、職員は「日常的にマスクを着用」しているため、口元の表情が伝わりません。
問われているのは、「意図的に非言語コミュニケーションを用いて」共感を示す対応です。
【選択肢別解説】
1:× 紙に書いて伝えるのは、文字という言葉を使ったコミュニケーションです。
非言語コミュニケーションではありません。
2:○ マスクで口元が隠れていても、目元の笑顔とうなずきは相手に伝わります。
言葉を使わずに、喜びに共感していることを示せる非言語コミュニケーションです。
3:× 耳元で話すのは、言葉による言語コミュニケーションです。
難聴への配慮にはなりますが、設問の非言語の対応ではありません。
4:× 「私もうれしいです」とゆっくり話すのは、言葉による言語コミュニケーションです。
非言語の対応ではありません。
5:× 五十音表を使って伝えるのも、文字という言葉を使ったコミュニケーションです。
非言語コミュニケーションではありません。
【ポイント】
非言語コミュニケーションには、表情、視線、うなずき、身振り、姿勢、相手との距離などがあります。
マスク着用時は、目元の表情やうなずき、身振りを意識的に大きくすると気持ちが伝わりやすくなります。