正答5
解説
正解は5です。
下肢筋力が低下した人は、浴槽をまたぐ動作や浴槽内での立ち座りが不安定になります。
安全に出入りできる浴室の環境を考えます。
【選択肢別解説】
1:× 開き戸は開閉に場所をとり、浴室内で人が倒れたときに戸が開かなくなるおそれがあります。
引き戸が適しています。
2:× 浴槽の縁が20cmでは低すぎ、浴槽が深い場合はまたいだときに身体が大きく沈み込みます。
縁の高さは、腰掛けて出入りできる40cm程度が適しています。
3:× 縦に長く浅い洋式の浴槽では、足が浴槽の壁に届かず、身体が滑って沈み込む危険があります。
足を伸ばして壁に届く程度の和洋折衷式の浴槽が適しています。
4:× 浴槽の縁の幅が20cmもあると、縁を手でつかんで身体を支えにくくなります。
出入りの支えには、縁ではなく手すりや移乗台を活用します。
5:○ 水平の手すりは浴槽をまたぐときの身体の支えに、垂直の手すりは浴槽内での立ち座りの支えになります。
両方を設置すると、安全に出入りできます。
【ポイント】
浴室の環境整備は「引き戸・段差の解消・滑りにくい床・縁の高さ40cm程度・和洋折衷式の浴槽・手すり」が基本です。
シャワーチェアや移乗台などの福祉用具も組み合わせます。