第106回 看護師国家試験 午後問233
Aさん(78歳、男性)は、尿路感染症による敗血症で入院し、5日が経過した。
中心静脈ラインから輸液ポンプを使用して乳酸加リンゲル液が投与され、その側管からシリンジポンプを使用してノルアドレナリンが投与されている。
その直後、看護師はノルアドレナリンの投与量を医師の指示書で確認した。
指示書には、午前6時に2mL/時間から1mL/時間へ投与量の減量の指示が記載されていたが、午前9時の投与量は2mL/時間のままであったことに気が付いた。
このときのAさんに対し看護師がアセスメントする項目で優先度が高いのはどれか。
正答1
解説
正解は1(血圧)。
ノルアドレナリン(α作動性昇圧薬)が指示量の2倍で投与されていた場合、強い血管収縮による血圧上昇が最も懸念されるため、優先的にアセスメントすべきは血圧で、選択肢1が正解。
ノルアドレナリン過剰投与では収縮期血圧著明上昇、末梢循環不全(四肢冷感・チアノーゼ)、頻脈または反射性徐脈、不整脈が出現する。
選択肢2の尿量は腎血流変化を反映するが、急性影響としては血圧の方が直接的・早期評価指標。
3の血糖値はカテコールアミンで上昇するが、循環動態への影響評価の優先度は下がる。
4の呼吸数も二次的に変動するが、まずは循環評価が緊急対応の起点となる。
ノルアドレナリンは中心静脈から投与し、減量時は急激な低血圧に注意する。まとめて解く
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