第113回 看護師国家試験 午後問223
A君(5歳、男児)は共働きの両親と3人で暮らしている。
2歳6か月で自閉スペクトラム症と診断され、保育所と療育センターに通っている。
保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。
A君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。
診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。
母親は「Aは病院が苦手で、予防接種はAの手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。
診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。
母親から「Aが血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。
母親への声かけで適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「「家で A 君に説明できる絵カードをお渡しします」」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「「検査があることは当日に説明しましょう」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「「予防接種ができるのであれば心配ありません」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
4の「「看護師3人で A 君をしっかりと抑えて採血します」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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