第113回 看護師国家試験 午後問235
Aさん(14歳、男子、特別支援学校の中学生)はDuchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィーで両親、弟(7歳)と2階建ての家に4人で暮らしている。
呼吸障害が進行したため非侵襲的陽圧換気療法を導入する目的で入院した。
Aさんの呼吸状態は安定し、両親に対するバッグバルブマスクによる用手換気の指導が終了したため、自宅に退院し訪問看護を毎日利用して療養生活を続けることになった。
両親は「日常の呼吸管理について退院後に対応できるか心配です」と病棟の看護師に話した。
A さんの両親に対する看護師の指導で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「人工呼吸器が過剰送気を示すときは回路が外れていないか確認する。」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「息苦しいときは非侵襲的陽圧換気の吸気圧を上げる。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「人工呼吸器が動かないときはすぐに救急車を要請する。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
4の「マスクの周囲から空気が漏れるときはマスクのベルトをきつく締める。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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