第115回 看護師国家試験 午後問211
A さん(78 歳、女性、要介護 1 )は夫(82 歳、要支援 1 )と 2 人で暮らしている。
高血圧症と心不全と診断され、降圧薬と利尿薬を内服し、日常生活では呼吸困難の症状はない。
病状管理のために訪問看護を週 1 回利用している。
A さんは「最近、買い物に行くとすぐに疲れてしまい、重いものが買えない」と話し、訪問介護員の買い物への同行を希望した。
A さんの希望を受けてサービス担当者会議が開催され、訪問介護事業所から訪問看護師に「買い物に同行するときに注意することはありますか」と質問があった。
このときに訪問看護師が助言する内容で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
Aさんは要介護1で慢性心不全と高血圧症があり、買い物時の易疲労感を訴えている。
心不全患者は労作で容易に呼吸困難・倦怠感・動悸が出現するため、息切れ出現時の休憩が最も適切かつ実践的な助言である。
NYHA分類でII〜III度に相当する症状と考えられる。
1の水分制限は心不全患者で重要だが、外出時に厳格制限すると脱水・電解質異常・腎機能悪化のリスクがあり、一律指示は不適。
3の好きなものだけ買うのは塩分制限・カロリー制限など食事療法と矛盾しうる(心不全では塩分6g/日未満が推奨)。
4の車椅子使用はADL自立しているAさんの自立度を不必要に下げ廃用症候群を進めるため不適。
介護者・支援者がAさんの病状(NYHA分類)を理解し、活動量を適切に調整できるよう連携することが大切である。まとめて解く
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