正答1
解説
正解は1。
主要構造部の定義、構造種別ごとの耐火性、異種基礎の併用禁止、長周期地震動対策という建物の構造に関する知識を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 主要構造部とは、壁、柱、床、はり、屋根又は階段をいいますが、間仕切壁、間柱、最下階の床、回り舞台の床、小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段等は除かれます(建築基準法2条5号)。
最下階の床は主要構造部に含まれません。
2:× 鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の耐火性は、鋼材を覆うコンクリートのかぶり厚さによって確保されます。
かぶり厚さが同じであれば、鉄骨鉄筋コンクリート造の耐火性が鉄筋コンクリート造より劣るということはありません。
3:× 建築物には、原則として異なる構造方法による基礎を併用してはなりません(建築基準法施行令38条2項)。
異種基礎の併用は不同沈下の原因となるためで、「併用しなければならない」とする点が逆になっています。
4:× 平成29年4月1日以降に申請する性能評価に基づく大臣認定では、関東・静岡・中京・大阪の対象地域内に建設される超高層建築物及び地上4階建て以上の免震建築物について、長周期地震動の影響を検討することが求められています。
「全ての地域において」「検討する必要はない」とする点が誤りです。
【ポイント】
主要構造部は「防火上」の観点、構造耐力上主要な部分は「構造上」の観点で定義が異なり、主要構造部からは最下階の床や小ばり・屋外階段が除かれます。