正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
ランダム化比較対照試験(RCT)の長所と短所を問う問題です。
RCTは、研究者が対象者を無作為に介入群と対照群に割り付けて追跡する介入研究です。
【選択肢別解説】
1:× RCTは、仮説を設定するためではなく、仮説を検証するために用います。
仮説の設定には、記述疫学や生態学的研究が用いられます。
2:○ 介入を行ってから結果を追跡するため、曝露が結果に先行することが明確です。
3:○ 無作為割付により、未知の交絡因子も両群にほぼ均等に分かれます。
そのため、既知・未知を問わず交絡を制御しやすいです。
4:× 発生頻度の低い疾患では、多数の対象者を長期間追跡する必要があり、RCTは不向きです。
まれな疾患には症例対照研究が適しています。
5:× 人に介入を割り付けるため、研究倫理上の問題が生じやすいです。
有害な曝露を割り付けることはできず、インフォームド・コンセントも必須です。
【ポイント】
RCTは因果関係を検証する力が最も強い研究デザインです。
一方で、費用・時間・倫理面の制約が大きいことも押さえておきましょう。