正答5
解説
正解は5です。
脳血管疾患と、栄養・神経伝達物質に関わる神経疾患を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× くも膜下出血は、脳実質内ではなく、くも膜と軟膜の間(くも膜下腔)への出血です。
主な原因は脳動脈瘤の破裂です。
2:× ラクナ梗塞は、太い血管ではなく、脳深部の細い穿通枝動脈に生じる小さな脳梗塞です。
3:× アテローム血栓性脳梗塞は、細動脈ではなく、頸動脈や脳内の太い動脈の粥状硬化によって生じます。
細動脈の変性で生じるのは、ラクナ梗塞です。
4:× ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12ではなくビタミンB1の欠乏でみられます。
意識障害、眼球運動障害、運動失調が特徴です。
5:○ パーキンソン病では、中脳黒質のドーパミン神経細胞が変性します。
そのため線条体のドーパミンが欠乏し、振戦や筋固縮、無動が起こります。
【ポイント】
脳梗塞は、アテローム血栓性(太い動脈)、ラクナ(穿通枝)、心原性塞栓(心房細動などの血栓)に分けられます。
ビタミンB1欠乏は脚気とウェルニッケ脳症、B12欠乏は巨赤芽球性貧血と末梢神経障害です。