正答4
解説
正解は4です。
鉄の吸収率、体内分布、再利用の仕組みを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 消化管での鉄の吸収率は、約80%ではなく約15%程度と低いです。
ヘム鉄は非ヘム鉄より吸収されやすい性質があります。
2:× 機能鉄が最も多く存在するのは、骨格筋(ミオグロビン)ではなく、赤血球中のヘモグロビンです。
3:× 体内総鉄量の約70%は機能鉄で、貯蔵鉄の割合はそれより小さく約30%です。
4:○ 老化した赤血球は脾臓などのマクロファージで壊され、遊離した鉄はトランスフェリンで骨髄に運ばれます。
そこでヘモグロビンの合成に再利用されます。
5:× セルロプラスミンは、鉄ではなく銅を含むたんぱく質です。
ただし、鉄を酸化してトランスフェリンに結合させる働きがあります。
【ポイント】
鉄は体外への排泄がごく少なく、主に再利用によって体内の量が保たれています。
貯蔵鉄はフェリチンやヘモシデリンとして肝臓・脾臓・骨髄に蓄えられます。