正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているもの(貧血の鑑別に用いない指標)を選ぶので、○ が答えです。
貧血の鑑別では、赤血球指数で小球性・正球性・大球性に分類し、鉄代謝や溶血の指標で原因を絞り込みます。
【選択肢別解説】
1:× 不飽和鉄結合能(UIBC)は貧血の鑑別に用います。
鉄欠乏性貧血では上昇し、鉄の利用障害を伴う慢性疾患に伴う貧血では低下します。
2:× 平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)は貧血の鑑別に用います。
赤血球指数の一つで、低色素性かどうかを判断します。
3:× ハプトグロビンは貧血の鑑別に用います。
遊離ヘモグロビンと結合して消費されるため、溶血性貧血で低下します。
4:× トランスフェリンは貧血の鑑別に用います。
鉄を運ぶたんぱく質で、鉄欠乏状態では増加します。
5:○ フィブリノーゲンは血液凝固因子で、主に出血傾向や凝固線溶系の評価に用います。
貧血の鑑別に用いる指標ではありません。
【ポイント】
鉄欠乏性貧血では「血清鉄・フェリチン低下、総鉄結合能(TIBC)・UIBC上昇、MCV・MCHC低下」となります。
溶血性貧血では、ハプトグロビン低下と間接ビリルビン上昇が特徴です。