正答2
解説
正解は2です。
傷病者のエネルギー必要量の算定方法を問う問題です。
推定式で求める方法と、間接熱量計で実測する方法があります。
【選択肢別解説】
1:× ハリス-ベネディクトの式では身長を用います。
基礎エネルギー消費量を、性別ごとに体重・身長・年齢から算出する式です。
2:○ 間接熱量測定では、酸素消費量と二酸化炭素排出量からその時点のエネルギー消費量を実測します。
疾病や手術などのストレスによる代謝亢進も反映された値になります。
3:× ベッド上安静時の活動係数は1.7ではなく1.2程度を用います。
1.7は健常者のふつうの生活(身体活動レベルⅡ)に近い値で、ベッド上安静の人には過大です。
4:× 広範囲熱傷では、エネルギー代謝は低下ではなく著しく亢進します。
体表からの熱や水分の喪失と、炎症による異化亢進が起こるためです。
5:× リフィーディング症候群の予防には、高エネルギー食ではなく低エネルギーから開始し、段階的に増やします。
急な栄養投与は低リン血症などの電解質異常を招くためです。
【ポイント】
傷病者のエネルギー必要量は「基礎エネルギー消費量×活動係数×ストレス係数」で推定します。
活動係数は寝たきり1.0、ベッド上安静1.2、ベッド外活動1.3程度です。