正答3
解説
正解は3です。
食物アレルギーの原因物質(アレルゲン)とその性質を問う問題です。
アレルゲンの多くは食品中のたんぱく質です。
【選択肢別解説】
1:× 母乳のたんぱく質はヒトのたんぱく質なので、乳児にとってアレルゲンにはなりにくい性質があります。
アレルゲンになりやすいのは、牛乳に含まれるβ-ラクトグロブリンやカゼインです。
2:× 米のアミロースはでんぷんの成分(炭水化物)であり、アレルゲンにはなりません。
米アレルギーのアレルゲンは、米に含まれるたんぱく質です。
3:○ 小麦のグルテニンは、グリアジンとともにグルテンを構成するたんぱく質で、小麦アレルギーのアレルゲンになります。
4:× 肉のアレルゲン活性は、加熱により増強するのではなく低下します。
加熱でたんぱく質が変性し、アレルゲンとしての構造が失われやすいためです。
5:× 卵アレルギーは耐性を獲得できます。
乳幼児期に発症した卵アレルギーの多くは、成長とともに食べられるようになります。
【ポイント】
加熱でアレルゲン性が下がる代表は卵白のオボアルブミンで、熱に強い代表はオボムコイドです。
乳児期の三大アレルゲンは鶏卵・牛乳・小麦で、学童期以降は甲殻類やそばなどが増えます。