成人を対象とする特定給食施設における、日本人の食事摂取基準(2010年版)に基づく 1日当たりの給与目標量の設定に関する記述である。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
日本人の食事摂取基準(2010年版)を用いて、特定給食施設の給与栄養目標量を設定する考え方を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× エネルギーは推定エネルギー必要量(EER)より多くするのではなく、利用者のEERを基本に設定します。
利用者の体重やBMIの変化をみながら、過不足のないよう調整します。
2:× たんぱく質は推定平均必要量(EAR)ではなく、推奨量(RDA)以上を確保するように設定します。
EARでは対象者の半数が不足するおそれがあるためです。
3:× 脂肪エネルギー比率は30%を下回らないようにするのではなく、目標量の範囲に収めます。
2010年版の成人の目標量は、30歳未満で20%以上30%未満、30歳以上で20%以上25%未満です。
4:× 炭水化物エネルギー比率は50%を超えないようにするのではなく、50%以上70%未満の範囲とします。
5:○ 男女が混在する施設では、鉄は女性の基準を適用します。
月経のある女性は鉄の必要量が男性より多く、女性の推奨量に合わせれば不足する人を最も少なくできるためです。
【ポイント】
給与栄養目標量は「不足のリスクが高い人に合わせ、耐容上限量は超えない」が基本です。
なお、2015年版では炭水化物は50〜65%、脂質は20〜30%に改められています。