正答3
解説
正解は3です。
新興感染症と再興感染症の区別を問う問題です。
新興感染症は新たに認識された感染症、再興感染症は一度は制圧されかけたものが再び増加した感染症です。
【選択肢別解説】
1:× 鳥インフルエンザウイルスは、再興ではなく新興感染症の病原体です。
近年、人への感染が新たに確認されるようになったウイルスです。
2:× ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、再興ではなく新興感染症の病原体です。
1980年代に新たに発見され、エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因となります。
3:○ 結核菌は、再興感染症の病原体です。
結核は抗結核薬の普及で一度は大きく減少しましたが、高齢者での発症や薬剤耐性菌の出現などで再び問題となっているからです。
4:× バンコマイシン耐性腸球菌は、再興感染症の病原体ではありません。
抗菌薬の使用によって新たに出現した薬剤耐性菌で、院内感染の原因として問題になっています。
5:× 重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスは、再興ではなく新興感染症の病原体です。
2002〜2003年に初めて流行した新型のコロナウイルスです。
【ポイント】
再興感染症の代表は、結核・マラリア・デング熱・狂犬病などです。
新興感染症の代表は、エボラ出血熱・HIV感染症・SARS・鳥インフルエンザなどです。