正答3
解説
正解は3です。
乳汁の分泌を調節するホルモンと、母乳の成分の特徴を問う問題です。
母乳と牛乳の成分の違いや、初乳と成熟乳の違いを押さえておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 乳児が乳首を吸う吸啜刺激は、オキシトシンの分泌を低下させるのではなく高めます。
オキシトシンは乳腺の周りの筋肉を収縮させ、乳汁を押し出します(射乳)。
2:× 吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を低下させるのではなく高めます。
プロラクチンは乳腺に作用して、乳汁の産生を促します。
3:○ 分泌型IgAは、成熟乳より初乳に多く含まれます。
初乳は分娩後数日間に分泌される乳汁で、免疫物質が豊富であり、乳児の消化管を感染から守るからです。
4:× 母乳に含まれるたんぱく質は、牛乳より多いのではなく少ないです。
母乳は100mL当たり約1.1g、牛乳は約3.3gで、母乳は乳糖を多く含みます。
5:× 母親が摂取したアルコールは、母乳に移行します。
授乳中は乳児への影響を避けるため、飲酒を控えることが勧められています。
【ポイント】
プロラクチンは乳汁を「作る」ホルモン、オキシトシンは乳汁を「出す」ホルモンです。
オキシトシンは子宮の収縮も促すため、授乳は産後の子宮の回復にも役立ちます。