正答5
解説
正解は5です。
栄養状態の指標が、体のどの成分や機能を反映しているかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 末梢血リンパ球数が反映するのは、骨格筋量ではなく免疫能です。
低栄養では総リンパ球数が減少します。
2:× 血清トランスサイレチン値が反映するのは、体脂肪量ではなく短期的なたんぱく質栄養状態です。
半減期が約2日と短い急速代謝回転たんぱく質(RTP)です。
3:× 血清トランスフェリン値が反映するのは、骨量ではなく短期的なたんぱく質栄養状態です。
鉄を運搬するたんぱく質で、半減期は約7日です。
4:× 血清レチノール結合たんぱく質値が反映するのは、筋たんぱく質量ではなく短期的なたんぱく質栄養状態です。
半減期が約半日と最も短いRTPです。
5:○ 尿中3-メチルヒスチジン量は、筋たんぱく質の異化量を反映します。
3-メチルヒスチジンは筋線維のアクチンとミオシンに含まれ、分解されると再利用されずに尿へ排泄されるためです。
【ポイント】
筋たんぱく質の「量」は尿中クレアチニンや上腕筋囲、「分解量」は尿中3-メチルヒスチジンで評価します。
RTPは半減期の短い順にレチノール結合たんぱく質、トランスサイレチン、トランスフェリンと覚えます。