正答4
解説
正解は4です。
妊娠前から妊娠中にかけての栄養と合併症の管理を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠の可能性がある時期には、葉酸のサプリメントの利用が勧められます。
胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすため、通常の食事に加えて400 μg/日のプテロイルモノグルタミン酸の摂取が望まれます。
2:× 妊娠糖尿病の発症率は、肥満者では低くなるのではなく高くなります。
肥満はインスリン抵抗性を高めるためです。
3:× 糖尿病合併妊娠の治療で、インスリン療法は禁忌ではありません。
食事療法で血糖が管理できない場合の薬物療法の基本はインスリンです。
4:○ 1日尿量が500 mLの妊娠高血圧症候群患者の水分摂取は、前日尿量を考慮して決めます。
尿量が少ないときは、前日尿量に500 mL程度を加えた量を目安に水分を制限します。
5:× 妊娠性貧血で補給するのは、ビタミンAではなく鉄です。
妊娠性貧血の多くは鉄欠乏性貧血であり、妊娠初期のビタミンAの過剰摂取は胎児の奇形のおそれがあります。
【ポイント】
妊娠高血圧症候群の水分は、乏尿や肺水腫がなければ制限しません。
葉酸の付加は「妊娠を計画している、または可能性がある女性」に対する推奨と覚えます。