正答4
解説
正解は4です。
日本人の食事摂取基準(2010年版)では、集団の食事改善は平均値ではなく「基準から外れる人の割合」を減らすことを目指します。
【選択肢別解説】
1:× エネルギー摂取量の平均値を推定エネルギー必要量(EER)未満にする、という考え方はとりません。
エネルギーは体重やBMIで評価し、BMIが適正範囲から外れる人の割合を減らすことを目指します。
2:× BMIの平均値を正常範囲内にとどめるだけでは不十分です。
平均値が正常でも、やせや肥満の人が多く含まれることがあるため、範囲外の人の割合を減らします。
3:× 集団の平均摂取量を推定平均必要量(EAR)付近まで改善させるのは誤りです。
平均がEAR付近では約半数の人が不足するため、EARを下回る人の割合をできるだけ少なくすることを目指します。
4:○ 栄養素の過剰摂取を防ぐために、集団全員の摂取量を耐容上限量(UL)未満にします。
ULを超えると健康障害のリスクが生じるため、集団内に超える人がいないようにします。
5:× 集団の平均摂取量を目標量(DG)の範囲内にする、という考え方ではありません。
目標量の範囲から外れる人の割合を少なくすることを目指します。
【ポイント】
集団の食事改善では「EAR未満の人の割合を減らす」「UL以上の人をなくす」「DGの範囲外の人の割合を減らす」と覚えます。
推奨量(RDA)は、集団の評価・計画には直接用いません。