ある食品における特定の健康機能を検証したい。
当該食品の摂取の有無による健康状態を比較する研究として、最も妥当性の高い研究デザインである。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
食品の健康機能のように、介入の効果を検証する研究デザインの妥当性を問う問題です。
一般に、根拠の強さはランダム化比較試験が最も高く、観察研究がそれに続きます。
【選択肢別解説】
1:× 記述疫学研究は、疾病の分布を人・場所・時間で記述する研究です。
仮説を立てる段階の研究で、因果関係の検証には向きません。
2:× コホート研究は、摂取の有無で分けた集団を追跡する観察研究です。
比較群に摂取以外の要因の差が残るため、介入研究より妥当性は劣ります。
3:× 症例対照研究は、病気のある人とない人の過去の摂取状況を比べる研究です。
思い出しの偏りが入りやすく、妥当性は低めです。
4:○ ランダム化比較試験(RCT)は、対象者を無作為に摂取群と非摂取群に分けて比べます。
交絡因子が両群に均等に分かれるため、最も妥当性が高いデザインです。
5:× 生態学的研究は、個人ではなく集団単位のデータで関連を調べる研究です。
生態学的錯誤が起こりうるため、妥当性は最も低い部類です。
【ポイント】
エビデンスの強さは、系統的レビュー・メタアナリシス、ランダム化比較試験、コホート研究、症例対照研究、記述研究の順と覚えましょう。