正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
食後と空腹時で切り替わる脂質代謝の流れを問う問題です。
食後はインスリンにより脂肪の合成と貯蔵が進み、空腹時は脂肪の分解とケトン体の利用が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 食後は、小腸で吸収した脂質がキロミクロンとして血中に出ます。
そのため血中のキロミクロン濃度は低下ではなく上昇します。
2:× 食後はインスリンの作用で、肝臓での脂肪酸合成は低下ではなく亢進します。
3:○ 空腹時はインスリンが減り、脂肪組織のホルモン感受性リパーゼが活性化されます。
トリアシルグリセロールが分解され、血中の遊離脂肪酸濃度が上昇します。
4:○ 空腹が長く続くと、脳は肝臓で作られたケトン体をエネルギー源として利用します。
グルコースの消費を節約するための適応です。
5:× ケトン体を産生するのは、筋肉ではなく肝臓です。
筋肉はケトン体を利用する側の臓器です。
【ポイント】
肝臓はケトン体を作れますが、自らは利用できません。
脳は脂肪酸を直接エネルギー源にできないため、飢餓時にはケトン体が重要になります。