正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
消化器疾患ごとに、制限すべき栄養素と十分にとるべき栄養素を整理して判断する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 急性肝炎の黄疸時は胆汁の分泌が減り、脂肪の消化吸収が低下しています。
脂質は増やすのではなく、控えめにします。
2:○ C型慢性肝炎では肝臓に鉄が蓄積しやすく、鉄が活性酸素の発生を通じて肝障害を進めます。
そのため鉄の摂取量を減らす鉄制限食が勧められます。
3:× 肝性脳症では、血中の芳香族アミノ酸が増え、分枝アミノ酸が減っています。
芳香族アミノ酸を増やすのではなく、分枝アミノ酸を補給してバランスを整えます。
4:○ 脂質をとるとコレシストキニンが分泌されて胆のうが収縮し、痛みや炎症が悪化します。
そのため急性胆のう炎では脂質の摂取量を減らします。
5:× 急性膵炎の急性期は、膵臓の外分泌を刺激しないよう経口摂取を止めて管理します。
たんぱく質の摂取量を増やすことはしません。
【ポイント】
C型慢性肝炎の鉄制限食では、鉄を1日6 mg以下にすることが目安とされます。
肝性脳症では、分枝アミノ酸と芳香族アミノ酸の比(フィッシャー比)の低下が特徴です。