78歳、男性。
改訂水飲みテスト 3点。
嚥下造影(VF)検査で、薄いとろみのついた水分は摂取できた。
下顎の可動範囲が小さく、動きは鈍い。
舌による食品の押しつぶしは難しかった。
この患者に提供する食事の形態として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
改訂水飲みテスト3点は、冷水を嚥下できたものの、むせや湿性嗄声がみられた状態です。
VF(嚥下造影)検査で安全が確認できたのは薄いとろみのついた水分であり、下顎の動きが鈍く、舌での押しつぶしもできません。
そのため、咀嚼や押しつぶしを必要としない均質な形態が求められます。
【選択肢別解説】
1:× オレンジジュースはとろみのない液体で、流れが速く誤嚥しやすい形態です。
VF検査で確認できたのは薄いとろみのついた水分であり、とろみのない液体は適しません。
2:○ ミキサーにかけた粥は、なめらかで均質なペースト状です。
咀嚼や舌での押しつぶしが不要なため、この患者に最も適した形態です。
3:× 全粥は米粒が残っており、舌で押しつぶして食塊をまとめる必要があります。
押しつぶしが難しいこの患者には適しません。
4:× 煮込みうどんは軟らかくても、麺を噛み切って押しつぶす必要があります。
汁と麺が混ざった形態でもあり、誤嚥の危険が高くなります。
【ポイント】
嚥下調整食は、舌での押しつぶしができなければペースト状、押しつぶせればやわらかい固形と段階づけます。
液体は、VF検査で安全を確認したとろみの濃さに調整して提供します。