正答3
解説
正解は3です。
腸疾患ごとの栄養管理の要点を問う問題です。
病態から、何を補い、何を控えるべきかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× たんぱく漏出性胃腸症では、たんぱく質が腸管内へ失われて低たんぱく血症になります。
たんぱく質を制限するのではなく、高たんぱく質食とします。
2:× クローン病では、下痢によってカリウムが失われやすくなります。
カリウム摂取量を制限する必要はありません。
3:○ クローン病では、脂質が腸管を刺激して下痢や腹痛を悪化させます。
そのため脂質摂取量を制限し、低脂肪食とします。
4:× 潰瘍性大腸炎で活動期に控えるのは、腸を刺激しやすい不溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は、腸内で短鎖脂肪酸を生み腸粘膜の栄養になるため、制限する必要はありません。
5:× 過敏性腸症候群は、腸の器質的な病変がない機能性疾患です。
経口摂取ができるため、中心静脈栄養は行いません。
【ポイント】
クローン病は「低脂肪・低残渣」と成分栄養剤の活用が基本です。
たんぱく質が失われる病態では、たんぱく質を補う方向で考えます。