正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(がん患者に関する誤った記述)です。
がん悪液質は、栄養を補給するだけでは回復しにくい、骨格筋の減少を特徴とする代謝異常の症候群です。
【選択肢別解説】
1:× がん悪液質には、TNF-α(腫瘍壊死因子α)やIL-6(インターロイキン6)などの炎症性サイトカインが関与します。
これらが筋たんぱく質の分解や食欲低下を引き起こすため、正しい記述です。
2:○ がん悪液質では、骨格筋の分解が進んで除脂肪体重は減少します。
増加するのではないため、誤りです。
3:× がん化学療法では、抗がん剤の副作用として悪心・嘔吐、味覚の変化、口内炎などが起こります。
その結果、食欲不振がみられるため正しい記述です。
4:× 緩和ケアは、終末期だけに行うものではありません。
がんと診断されたときから、治療と並行して開始するため正しい記述です。
5:× 緩和ケアの対象は、患者本人だけでなく家族も含みます。
家族の心理的な負担への支援や、死別後の悲嘆へのケアも含まれるため正しい記述です。
【ポイント】
がん悪液質は「炎症性サイトカイン」「骨格筋の減少」「通常の栄養補給では完全に回復しない」が三つの要点です。
緩和ケアは「診断時から」「家族も対象」と覚えます。